不用品の行く先についてのこと

我々がひっそりと行っているリサイクル&ボランティア事業があります。

それは毎週1回、お客様宅から回収した不用品で使える物を集めて、地元の知的障害児の福祉団体(NPO法人CILひこうせん様)に寄付しています。

無償でのボランティアですので、あまり高価なものは出せませんが、石鹸や洗剤ですとか、ギフト品などを差し上げています。

だいたいボックスの車に満載にする程、けっこうな量の使える物を持って行ってもらってます。

向こうさんは、知的障害児の社会への交わりの為の活動のようで、弊社から引き取った品を1点10円とかで販売しているようで、そういった活動を通して知的障害児を社会と関わりのあるものにして、将来的に自立できるようにしていこうと言う方向です。

知的障害児は両親が健在なうちは良いですが、両親が亡くなった時、どうしたら良いか?その将来の不安は、そのご両親方が最も危惧されていて、どんな形でも最終的に自力で生き延びられる力を付けさせたいという切実な願いがあります。

幸い弊社にはお客様宅から出る不要な品がたっぷりあり、また、できる限り捨てる物はなくそうというのが会社の方向です。

弊社からの回収品を販売する事で、世間と関わりのある世界を作り出す事や、コミュニケーション力を鍛える事になるようです。

お客様から回収しました不用品は、このような流れでも活用させて頂いております。

今日、引き取りに来ましたそのNPO法人のお姉さんからは、最近はタオルを欲しがるお客さんが多くて、なんでも雑巾に使われるそうで、タオルなら幾らあっても欲しいとの事でした。

また、弊社から持っていく商品が、色々な物が出るので、それを心待ちにされている常連さんができていて、時々、思いもかけないような掘り出し物があるとか、楽しまれているんですよーって。

そんな事を耳にすると、お客様から回収した物の選別にも、より力が入るってもんです。

少しでも世間様のお役に立てられれば幸いです。