ゴミ屋敷の玄人

ゴミ屋敷片付けのご依頼が今月も何件もあります。

「ゴミ屋敷」と一口に言っても、中々みなさん想像できないでしょうが、一般には床が見えない程にゴミが積もっている部屋などの事を言います。

5年くらいゴミを貯めてしまっていると、膝くらいの高さまで堆積してますが、このくらいの積み上がり具合はまだゴミ屋敷「初心者」と言う程度です。

今月にゴミ屋敷の「玄人(くろうと)」とでも言うべき案件に遭遇しました。

膝くらいの堆積のゴミ屋敷なら、驚きもしない我々ですが、こないだのは驚いてしまった。

というのは、どんなゴミ屋敷も自分の寝るスペースだけは確保してあるもので、通常のゴミ屋敷であれば、ゴミの上で寝ていて、天井付近が限界点だと、、、私自身そう思っていた時期がありました。

ところが、この度のゴミ屋敷はなんと天井にまで到達してしまってました。 

想像すると、天井までゴミが詰まってしまったので、 最後は恐らく玄関で立って寝ていたのではと思われます。

いよいよ、その立って寝るスペースもゴミに埋まってきてしまい、遂に漫画喫茶で寝泊まりをする事になってしまったご様子。

20年くらい貯め込んでいたそのゴミは、カチコチに固まってしまい、バールやトンカチで削りながらお片づけを進める事となってしまいました。

私どもはゴミ屋敷お片づけのプロでありますので、どんなケースでもひるみません。

ゴミが詰まりすぎて、作業員を投入できなかった為、通常なら一日で終わる作業が、結局2日程かかって、ゴミ屋敷片付け完了しました。

電気のコードがショートしていたのか、コンセント付近に焦げ跡がありました。

ゴミに押しつぶされて、コードが半分抜け、そこに埃などが入り、焦げた模様。

火事になっててもおかしく無いところで、ぞっとしました。

住まわれていた方には、今後の引っ越し先では、ゴミを貯め無いようお祈りしております。