ゴミ屋敷でのおしごと

本日の作業はゴミ屋敷のご対応でした。

1ヶ月に1回程はゴミ屋敷に遭遇しますが、今回のは今まで出遭った中で一番凄いものでした。

リウマチで一人暮らしのご老人がお亡くなりになったお部屋で、リウマチというのは関節が死ぬほど痛くなって、しまいには固化して動かなくなるという恐ろしい病気。

お客様は現場に立ち会えず、お隣の奥様が案内してくれました。

「とても可哀想な方でした」と肩を落とされておっしゃていたのが印象に残ります。

下の世話もできなくなったようで、トイレには糞便の入ったビニールが山のように詰まっていて、そこかしこのゴミをどかすとゴキたんがこんにちわする状況でした。

部屋なのに土足での作業で、マスク着用、マスクはすぐ真っ黒になり3度交換しました。

リウマチの中、こんな状況で住まわれていた方を思うと同情せざるを得なくて、作業していて泣けてしまいました。

こんな事初めてですが、トイレでの作業であまりの悪臭に2度ほどゲロしてしまいました。

それでもスタッフ5人で黙々と作業しトラック1.5台分の不用品が出、5時間程の作業時間で終了しましてほっとしました。

私が「まあ、このくらいで良いでしょう」と言った部屋を「これじゃ、まだ駄目でしょう」とスタッフに駄目出しを出され、このスタッフが「これくらいで良いかな」と言ったのを、別のスタッフが「まだ隅の方が汚れているじゃないですか」と再度駄目出しを出されてしまいました。

全く、弊社のスタッフは仕事に誇りを持ち、頼もしいと思わざるを得ません。

全て作業したので、少しは亡くなられた方の供養になったかも知れません。

仕事終了後、自分にご褒美でサウナに行きました。

本日の作業は人様が嫌がる仕事であり、弊社でなければお受けできなかった仕事だったかも知れません。

だからこそ私にとって今年一番のやりがいのある仕事であり、鼻の高い思いがします。

・・・このお仕事は私にとって天職な気がしました。