先日、群馬の方へパソコン関係の回収に行ってきました。
そこは弊社の常連のお客様で、まだ弊社が法人化していない個人商店の頃の、必死にあれこれもがいてる時期にご注文頂いたお客様でしたので、幾多ある常連さんの中でも特に思い入れのあるお客様です。
その方はバリバリとお仕事で働いている時に、バターンと倒れてしまって、そのまま会社から施設へと入所し、そこから弊社へ自宅の片付けを依頼されたの。
8年前くらいの当時としては珍しく、片付けに立会をできずに、片付け状況などを写真で撮って、メールや携帯でやり取りしたのを今でもはっきりと覚えています。
そのやり取りの中で、お客様が話が上手すぎて、ご本人がお若い頃ジェームスディーンに似ていたという話まで聞き及び、お会いした事の無いお客様にとても親しみを持っておりました。
また、その語り口やお人柄から電話で応対する母も、いつか挨拶したいねと話していましたが、その機会が先日ありました。
いらなくなったパソコンを処分して欲しいのだけども、脳の病気なんかで梱包などができないんですよと、おっしゃって。
ちょうど良い?と言えば失礼ですが、機会だったもので、二つ返事でお引き取りにお伺いしますと、私と両親の三人でご挨拶とpcの回収に伺いました。
群馬の療養施設で、遂にお客様とごたいめ~ん。
想像していたのとは違う、丸顔のジェームスディーンでしたが、カッコイイ。
車椅子に乗ったジェームスディーンは、幾台ものPCを縦横無尽に操っていました。
半身不随のその体からは、それと思えないオーラが発散されていて、私が習っている剣道で言う「気概」や「品格」を感じ取らざるを得ませんでした。
全く初対面ながら、旧年の友人に会いに行ったようなもので、私、超感動してしまい泣けてしまいましたよ。
思い出しました。この仕事を始めた駆け出しの頃、まだ現場でも動けた両親と私とスタッフの4人で、必死になって家一件丸ごとの片付けをしたことを。
私たちは、良いお客様に恵まれているのかも知れません。
ジェームスディーンに会えて良かったと、親子で喜んで来ました☆彡