先日の出来事だったのだけど、私の珍しいカコイイ出来事だったので、忘れないようにここに書いておこうっと。
こないだ、いつもお世話になってる葬儀社様の忘年会に出席しようと、会社を出ました。
お酒の席なので、私の送り迎えを父にやってもらおうと、親子で車ででかけました。
ところ、道中に脱輪してる車を100mくらい手前で発見。
見つけてから数秒の私と父の会話、「あれ。時間大丈夫?手伝ってく?」と父。「手伝ってこ」と私。
暗がりで見かけたところ、4人くらいの人影でどっこいしょ、やっていたようで、あと数人手伝ってくれれば、車が助かっちゃう様子でした。
いつもここの道路を通ってて、お世話になっている身として、「お手伝いしても良いですか?」って言って駆けつけました。
見ると、60代位のおばさん方が必死こいて車を持ち上げようと頑張ってる。
男手が頑張ってるなら、私らが参加すれば、車なんてひょいって持ち上げられちゃうのに、女性ばかりだったので、どうしようかなって始めは思いました。
ま、でも、私らは便利屋としての一面も仕事で行っていて、こんな時に役に立たないで、どうすんのかと、父と知恵を絞りました。
色々試行錯誤しましたが、車体だけ持ち上げても、脱輪してるタイヤは、かなり高くまで持ち上げないと上がってくれないのですね。
男手の3人(私、父、近所のおじいちゃん)では、そこまで高く持ち上げる事はできませんで、全力を尽くし切って脱力。
次に、近くにあったブロックを積んで、車をうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおと、気合いで移動できました。
その後がかっこいいの。
ハッと気づくと、私は忘年会へ参加するんでめったに着ないスーツ姿でした。
でも、そんな事を気にしないで、人様の困った事にお世話できた事と、「お名刺でも頂けませんか?」って手助けした方に言われたのに対して、父が「困った時はお互い様ですから。私もよく車で困った時助けてもらってるんですよ。」って言ってお礼ももらわず、名乗りもしなかった事。
カッコイイ・・・・。
私も父も、この現場を離れてから、女子高生のように「かっこ良くない?」とかキャーキャー言ってました。
私自身も畑の泥だらけの中に入って、乗用車を持ち上げるなんて力仕事をしたから、せっかくのスーツがけっこう汚れちゃいましたが、それでも困った人を無償で助けるって行為に酔っちゃって。
人間が小せえとしか言いようがない程、みみっちい喜びですが、こんな通りすがりの出来事でしたが、人助けが親子でできた事は、私らみみっちい親子にとっては良かったなあと、しばらくみみっちい喜びを反芻してるところです。もぐもぐ。
うまく助け出せて良かったなーーーーーー。