久しぶりの剣道稽古。
稽古に参加するペースは、2、3年前は週2~3日は通えたものの、ここ最近は月に1度くらいの頻度です。
久々の稽古だってのに、この猛暑。
道場についてる温度計は36度を指していました。
そんな中での稽古。
これが稽古でなくて、仕事だったら私は、無理して倒れるとみんなに迷惑かけるから、自分のペースでやろーねってなるんですけど、何しにこの暑い中稽古に来てるのかっていうと、体を、心を鍛えるため。
無理をして、死なない程度に限界まで頑張ろうって、猛烈に打ち込みます。
んでも、稽古も30分も打ち込むと、暑さが異常すぎてあっという間にへろへろに。
まず声がでなくなって、姿勢が猫背になってきてしまう。
良くないのは分かっているのだけども、「暑さ」が尋常でない中、胴衣を身につけての稽古は尋常を通り越した暑中稽古で、草々に限界に達し、リタイア。
私と同じように40代の剣士が、バタバタと見学に回るのに、70代のおじいちゃん先生がいつまでも元立ちに立って稽古をつけているのは、いったいどんな気力なのか、どんな体力なのか、日々の鍛錬を見せ付けられてしまいます。
お互いに猛暑の暑い中、それでも稽古で動きまわれる体力、気力が欲しい・・。
稽古の最後のほう、ほとんどの人が見取り稽古になっているのに、気力を振り絞って地稽古に当たるママさん剣士が居て、この猛暑の中の壮絶な稽古に、我々見ている者が感動してしまい、誰からともなく「ファイトー」と応援が出て、終わりにはパチパチと拍手が出るではないですか。
暑中稽古の苦しい稽古の中なのに、その気力に感動し、すがすがしい気持ちになりました。
暑中稽古は、自分自身の体力、気力の限界を知る事ができます。
とても辛いけど、とても楽しい稽古。
もっともっと稽古に参加したいなあ。