久々の剣道稽古。
足が痛かったり、腰が痛かったりでまたしばらく稽古に参加できませんでしたが、久々に参加。
道場に着いて嬉しい。
セミ時雨が鬱陶しい程に歓迎してくれます。
暑中稽古は、非常に辛く苦しいものの、地力を伸ばすのにとてもいい時期です。
死ぬほどに暑い時期に、胴着に夏用・冬用は無く、1年中同じ胴着で特に今の時期は非常に暑く感じられるもの。
面金を着けると、まさにサウナスーツといって過言では無い状態。
そんな状態でバチンバチンと竹刀を打ち振るい、声もぜえぜえと立ち回ります。
今回の稽古も本当に楽しかった。
70代のおじいちゃん先生が、何でこうも強いのか。
攻めの起点がどうしても分からない。
私がぜーはー言ってる呼吸を見計らって、息を吸い込んだ時に打ち込んでくるんじゃないかと、一気に呼吸をラマーズ法みたくヒッヒフーと変えた瞬間に打ち込んだのに、小手に斬られて、一体どうしてこちらが打ち込むのが分かるのだと歯噛みしました。
先生の呼吸を盗もうとしたものの、この死ぬほど暑い中に激しい稽古をしてるってのに、呼吸をしてる感がつかめない。
私なんて肩で息をしちゃってるんで、丸分かりです。
この丸分かりの呼吸を逆手に取って、私としてはまさかの呼吸をダシにしての攻めで、初めて使ったのにも関わらず全く通用しませんで、がっくりんこ。
良い稽古をつけて頂きました。
めったに感情を出さない私が、稽古後に「楽しかった」を連発するもので、「余程久保さんは剣道が好きなんですね」なんて言われてしまいますが
先生>>超えられない壁>>剣道
てな感じでおじいちゃんですが、先生が好きなんです。
正直なところ、先生が華道をしていれば華道を、杖道をしていれば杖道をしていたと思います。
本当に良い先生に巡り合えたと思います。