今日、父とビールを飲んでて聞いた面白い話。
イソップ物語でのこと。
むかしむかし、ある若者が万引きをしたそうで。
その親が、その万引き行為を見て、お前はなんて偉いやつだ。楽をして生活ができるぞと。
その後、その若者が今度は泥棒をした。
その親が言うに、お前は偉いやつだ。人の苦労して貯めた財産を奪うなんて、人生楽になるぞと。
その後、その若者が強盗で人殺しをしてしまった。
ついには、絞首刑になってしまう。
その絞首刑の壇上で、母親に何か話がしたいから耳打ちさせてくれと。
そうしたら、その母親の耳を噛み千切ってしまった。
親が、どうしてお前はそんな酷いことをするんだと息子に言う。
すると息子は、あんたらが万引きの時点で自分を怒ってくれなかったから、俺は今絞首台に乗ってしまったんだと。
あんたらが自分を叱り付けてくれなかったお陰で、俺は人を殺し、そして罰のため殺されるって。
なんとも深い話で、興味ぶかいものでした。
しかしながら何で父は、きみ君も(私)こうなっちゃあかんよと、この話を私への教訓とさせようとするのか。
自分自身への戒めとすればいいものを、何で私への教訓とするのか?
不思議なものだ。
父は訓示が大好き。