2010/5/28 (金) Posted in 剣道のこと | No Comments »
本日の剣道稽古。
久々に二日連続で稽古に参加できる事になり、すごく浮かれていました。
子供達と少々の稽古の後、先生との稽古。
楽しくて楽しくて、ガツンガツン竹刀を打ち振って教えを頂いていたところ、、、
ざわざわと、先生が「ちょっと待った」と、先生の視線の方向を見ると、道場生がぐったりと倒れている!!
え!?
剣道でちょっとした倒れこみなどは日常なのですが、ぐったりと動かない事は異常事態です。
名札を見ると、仲の良いNさん。
仲間が面を外し、防具を取り、衣類を緩め、Nさんの意識を確かめていて、本人がうつろでいてぼんやりしてる、、、倒れこんで1分もしないうちに救急車の手配を大先生が指示しました。
そんな大げさなと私は思いましたが、時間が経つにつれ、それが的確な判断と分かりました。
私からは疲れてへたっているのかなと思ったものの、状況から大先生は脳溢血関係をすぐ連想したそうです。
Nさんは、いつもニコニコしてユニークなおじいちゃん。
倒れてるのも、彼の一種のジョークかと思う程で、、、、道場の看護関係の女性が「今、どこにいるか分かる?」「あなたのお名前は?」って言う問いかけに「分からない」「N・・・だっけ?」と、何だか冗談のようなやり取りですが、本気な話でした。
時間が経つにつれ、彼の意識が戻ってきて、じわじわと話せるようになり、ホッとするのですがやはり何だかたどたどしい。
彼が倒れてから5分くらい経って、救急車が到着するあたりで、私らも事のやばさを理解するところで、本来ならこのくらいのタイミングで救急車を呼ぶところで、大先生の判断の速さに驚くところです。
現実を直視するのが怖かった。
彼の意識が戻ってきた時に、心配して周りを囲んで顔をよそに彼は「神棚の下だから大丈夫だよ」って。
はっと気づくと、確かに神棚の真下で倒れていて、彼以外にそれに気づいた人はいないんじゃないかって。
意識がどうかはっきりしない、そんな切羽詰った時に素でそんな事を言う彼のかっこよさに心を打たれました。
救急車で彼は運ばれて行きました。
稽古はまだ始まったばかりでしたが、誰が決めるとも無く自然に解散となり、ああ、こういうものなんだなと思いました。
私自身もここから稽古を続けるにはゲンが悪い感じがし、かと言ってこのまま帰るにも変な感じがしましたが、稽古を続ける雰囲気ではありませんでした。
彼が救急車に連れて行かれた後、残った人で私が「意識が戻ったから大丈夫じゃないですか」って言ったら、「いや、あれは意識が消えたり、戻ったりするんだよなあ」って言って、脳溢血の症状を言ってる事がその時分かり、これがNさんとのお別れになってしまうのではと思うと、背筋がぶるぶるとぞっとして、怖くなってしまいました。
引き小手がとても見事なNさん。
まだまだ共に剣道で研鑽するところはたくさんあります。
ただ彼の年齢を考えると、正直不安で怖くてありません。
今夜辺り、訃報が届くのでは無いかと携帯にビクビクしているのが思い過ごしでありますように!!